私はいま東京都内に住んでいます。
出身地は九州の田舎です
地元の祖父祖母、親世代の価値観で言うと、
高校卒業したら地元の工場に就職、
もしくは公務員になると英雄扱い。
就職したら35年のローンを組んで
家を建てたら一人前。
そのような価値観が当たり前の世界でした。
ただ、わたしは高校までを地元で過ごしたあと
進学は地方都市に行き、
その後は就職→海外留学→再就職となり
なんやかんや東京にいます。
で、お盆や正月にはできるだけ帰省はします。
ただ帰省するたびに感じるのが、
確実に地方の田舎って人口が減っているのですよね。
まず、道に人は歩いておりません。
商店街もシャッターだらけ。
閉店ガラガラです。
車で15分かけてスーパーマーケットに行けば
押し車をつかって歩いているご老人だらけ。
良い意味でいえばのんびりした田舎。
一方、悪い意味で言えば衰退している町でしょう。
もし私が、生活費にも困らない労働をしないでいい
お金が油田のように湧いて出てくるような億万長者であれば、
田舎の実家に戻り、悠々自適な生活はできるかもしれません。
東京からUターン転職したところで仕事があるかも不安定。
そして、もし自分が老後を迎えたとしても
車がないと病院やスーパーマーケットも行けない。
これって田舎あるあるなんですけど
車が運転できないと生存権がありません。
だから、わたしは老後の生活の最適解は
地方都市を含む車が必要ない地域で
ミニマムに暮らせることだと思います。
マイホームって、本当に資産ですか?
夢のマイホーム、というキャッチコピーがあります。
これは戦後間もないころに
住宅メーカーと日本政府が組んで
一般庶民でも「住宅」が欲しくなるように仕組まれた
マーケティング戦略なんですよね。
この辺は漫画インベスターZ(14巻)でおもろく解説されてます。
引用:インベスターZ(14巻)
住宅を購入することが絶対正義。
という価値観は、大企業の販売戦略。
労働者にローンを組ませて、会社を辞めにくくさせている。
と言ってもいいでしょう。(陰謀論みたいですが)
そもそも、戦前までは「家を買う」という文化はなかったのです。
ただ、マイホームの購入は娯楽として割り切るのであれば
お金の価値観はそれぞれなのでお楽しみの一つとして買うのであればアリでしょう。
ただ、ど田舎の広大な土地に家を建てられていても
とても資産とは言えないです。
確実に購入価格よりも下がっているでしょうね。
まだ両親が住んでいるからいいものの、
早いうちに処分方法も検討しておきたいところです。
今のところは、わたしはマイホームはいらない派
ただし、いまのところ独身だから
こんなことが言えるのかもしれません。
子どもができたりすると、
自分の部屋を持たせてあげたかったりしたりするでしょう。
その辺は経済状況との相談ですね。
ただし、田舎のへんぴな場所の実家は引き継ぎたくないです。
正直、公教育の治安も良くはなかったので
言い方悪いですけど自分の子供を自分が育った地域では育てたくない。
両親はまだ健在ですが、早めに実家じまいの情報は仕入れていた方がいいと思う今日この頃です。