
わたしは東京に住んでもう8年は経過します。
地元は南の田舎の方で、
実家まで帰るとなると片道は8時間はかかります。
でもこれは飛行機を利用した場合であり、
新幹線だと余裕で10時間くらいかかります。
うちの実家は本当にアクセスが悪い
ど田舎にあるので、将来の実家じまいとかも不安です。
そんなへんぴな場所にある実家ですが
この記事を書いている現在は
認知症の祖母も実家に両親と住んでいます。
数年前までは、祖父祖母は二人暮らしでしたが
足腰が悪くなってきて食事も身の回りのことも
一人でできなくなったので実家に一緒に住むことになりました。
ちなみに祖父は、ほぼ寝たきりの状態なので介護施設に入っています。
わたしが遠くに住んでいながらも
片道8時間をかけて2ヶ月に1回は会いに行く理由があります。
それは、「自分の気持ちに後悔したくないから」なのかもしれません。
認知症の影響で、私の存在が少しづつ記憶から消えていく

帰省するたびに感じることがあります。
それは、祖母の認知症が少しづつ記憶がはっきりしないことです。
わたしの名前や、わたしが孫であることは、まだ理解もあります。
帰省するたびに喜んでくれるので、こちらとしても一安心です。
しかし、確実に体力はなくなっていきています。
夕食を食べた1時間後には、
まだご飯はこれからだっけ?と言ったり。
会うたびに背中が丸くなり、
家の中を歩くのも、トイレに行くのもシルバーカーが必要。
自力では外出はできません。
まだコミュニケーションは取れますが、
さらに月日が経つと、認知症の影響で
孫である私の存在すらも記憶から消えるかもしれません
幸福度が高いお金の使い方ってなんでしょうか?

幸福度の高いお金の使い方、というと
人それぞれじゃないか?
と答えが返ってくるかもしれないです。
でも実際のところはそうでなく、
幸福度が高いお金の使い方は、
科学的に証明されています。
いくつかあるのですが、
そのうちの1つが、他人に施しを与える。です。
家族サービスをするとか、
応援したい人や団体に寄付する
というのも当てはまりますね。
正直言って、わたしは30代半ばになり
仕事も収入も安定して資産形成もできてきました。
ありがたい話ですが
お金の不安はいまのところありません。
20代のときよりも
渇望感や劣等感も少なくなってきている。
(良くも悪くも)
物欲もなくなってきているけど
全くお金を使いたくない、とかそんなんでもない。
いまのところ、私が幸福感を感じるお金の使い方は
2歳の姪っ子にアンパンマンのおもちゃを買ってあげたり
認知症で少しづつ記憶が消えていえる祖母に会いに行くこと。
ありきたりな表現かもしれませんが
今しかできない体験だと私は思っています。
お金は貯めすぎて、機会損失はしたくない

お金は大切です。
これは綺麗ごと抜きでお金がないと生きていけません。
でも、ミニマムな暮らしをしていると、
無理をしなくても勝手に銀行口座に貯金できます。
不思議なくらい、自動でお金が貯まっていきます。
さらに積立投資をしていると資産がどんどん増えていきます。
正直、お金ってなんだろう?
と考えることが多くなりました。
とはいえ、普段はお金は使わないのですが
使うタイミングは失ってはいけない。
お金は「価値」と「体験」への交換チケット。
でしかないです。
本当に「いましかできない体験」を吟味して、
後悔のない豊かな人生を送っていきたいですね。
あまり想像はしたくはないけれど
わたしの身内もいずれはこの世からいなくなるのはこの世の常。
認知症の祖母も、記憶からわたしの存在が消えるかもしれません。
それもそれで運命です。
でも、記憶があるうちに自分の行動には後悔したくない。
過ぎ去った時間も戻ることはありません。
だからこそ、過ぎゆく時間を後悔しないで生きていきたいと思う、今日この頃です。