シンプルで豊かな日々

浪費だらけのごちゃついた20代だから人生に深みが出る。

 

わたしの人生を振り返ってみると

20代はお金の使い方もごちゃごちゃでした。

 

簡単に言うと、浪費の20代。

でも、得るものも多く、

後悔はない20代でした。

 

 

わたしは学生時代の10代〜22歳まで、

趣味の音楽活動に明け暮れていました。

 

バイトをしては機材やスタジオ代にお金を使う。

貯金なんて概念はありません。

 

当時はベースをプレイしていて、

機種はミュージックマンのスティングレイを愛用。

当時、中古で15万円くらいしたので

毎晩ピザ屋でバイトしてようやく手に入れたベースです。

 

写真を見るだけでも学生時代を思い出します。

 

ベースって地味だよね〜、バンドの花形はギターでしょ。

と、思われがちですがそのような固定概念は、

レッドホットチリペッパーズ、

マキシマムザホルモン、kenkenを知ることで破壊される。

 

とくにレッドホットチリペッパーズの

「Stone cold bush」のベースソロは、

当時ベース少年だった私の憧れ。

 

いまでも、下のようなショート動画のアーティストを観ると童心を思い出します。

いま振り返ると、20代は好きなことに夢中でした。

 

お金には余裕がなかったけど、

無我夢中で体力がありまくっていた

20代をどこか懐かしさを感じる。

 

過ぎ去った時間は、もう戻れません。

 

好きなことに没頭できた経験は今となっては財産です。

 

ギターもベースも売ったけど後悔ありません

そんな学生時代の思い出の品だった

ギターもベースもいまは手元にありません。

 

ヤフーオークションで現金に変えて

上京するための資金にしました。

 

合計は20万円くらいになったので

学生時代の思い出の品は未来への投資となりました。

 

何かを得るためには、相応の対価が必要となる。

トレードオフの原則。

これは世の中の原理原則です。

 

思い出の品は、上京生活の軍資金となり

新たな出会いもあり、

田舎ではできない経験ができたのは間違いありません。

 

 

手放すことが勿体無いからといって

使いもしない楽器を実家に置きっぱなしにしているのは機会損失です。

 

今使っていないものは、

現金化してまた新たな未来に投資することが

人生を大きく変えるキッカケになることは間違いありません。

 

手放す痛みは一瞬だけ。

本当の思い出は、自身の記憶に刻まれているのです。

 

20代で株式投資に全振りするリスク

新NISA制度ができてから、

最近20代の若い人たちが資産形成に関心が高いようです。

 

わたしが20代の頃は、

株などの金融商品に投資する人は

同年代ではかなりの少数派でしたね。

 

新NISA制度ができてから、

節約系Youtuber、投資系Youtuberが多く増えてきました。

 

〇〇系Youtuberが増える背景には、

世の中のニーズが高まっているということは間違いありません。

 

ただ、わたしに限らず、金融の専門家も

「20代のうちはあくまでも経験として投資するくらいでよい」と語っている。

 

お金は無いけど、体力が有り余る20代は

破滅しない程度に、体験やスキル習得に

時間とお金を投資することが賢い選択ではないでしょうか。

 

浪費が実は、投資になっていたこともある

 

20代は、浪費とか消費とか

お金のリテラシーなんて関係なく

全力で毎日で生きていきた記憶がある。

 

私はプロのミュージシャンになっているわけでは無いけど

学生時代に音楽活動で仲良くなった同級生とは

いまでも仕事関連で繋がっています。

 

趣味の業界は、直接お金にはなりにくいです。

芸術、スポーツの分野で生活ができる人は

一部のトッププロだけですからね。

 

でも、趣味を通じて出会った人間関係は、

本業とシナジーを生み出すことが珍しくはありません。

 

職場と自宅の行き来だけでは、

絶対に出会うことがなかった人との縁が繋がることもあります。

もしかすると、生涯の苦楽を共にするパートナーにも巡り合うかもしれません。

 

浪費に対して過剰に恐れすぎるのも

豊かな人生とは言えませんね。

 

無駄があったからこそ思考が洗練される

20代だからこそできたことがある。

 

思い出を作る、人と出会う

20代だから許されるようなことを経験する。

 

合理的な生き方をすると人間だけれども

果たしてそれは

人間的な生き方といえるのだろうか?

 

過去の無駄な行為があったからこそ

人生は洗練されて豊かになるのもまた真理であるだろう。

 

 

わたしが尊敬している

元メジャーリーガーのイチローさんも

「無駄なことはやるべき、無駄なことから学べることが多い」とも言っています。

 

若ければ失敗や無駄なことも

なんとでも取り返すことができます。

 

だからこそ20代はとにかく挑戦と失敗の連続であるべきです。

 

最初から用意されている道を歩くだけの人生では深みがでない。

 

浪費をしてごちゃごちゃしてもいいのが20代の特権。

 

あ正解を求めすぎずに行動していく先に良くも悪くもハプニングがある。

 

人生の深みとは、思いもよらないハプニングを経験した数だけ大きくなると思います。

 

ミニマリズムの精神は人生の最適化。

真の最適化は試行錯誤の連続です。

 

体力と時間がある若いうちは、己の直感と行動力を信じて突き進むべき。

 

過去の失敗や浪費経験は、人生100年時代のお金には変えられない財産になるのです。