健康は豊かさの土台

人間関係リセット症候群との向き合い方。過度なリセットはリスクでもある。

「人間関係リセット症候群」という言葉をご存知ですか?

 

いわゆるスマホに入っている連絡先を

衝動的に「片っ端から消していく」行為をいいます。

 

わたしは病的なほどではないですが、

LINE連絡先、SNSフォロー、

過去に登録したメルマガの定期的な見直します。

 

 

そうでないと、

重要なメッセージが埋もれてしまい

仕事の管理にも支障が出てしまうからです。

 

 

そもそもですが、

現代社会ではSNSの発達によって

多くの人が強制的に繋がり過ぎてはないでしょうか。

 

 

Instagramはとくにです。

 

大して仲良くもない地元中学の同級生が

どこに旅行に行ったとか、

子どもの成長、

他人のイベントごとに脳のリソースを割くのは勿体無い。

 

 

自分の人生の時間は長いようで短いのです。

 

 

大して仲も良くないかつての同級生の

どうでもいいプライベートな投稿に

感情を揺さぶられるくらいなら

無駄な交友関係はリセットした方が健全ではないでしょうか

 

リセットしない方がいい人間関係

当然ながら、リセットしない方がいい人もいます。

 

人間とは社会的な欲求を持っている動物。

つまり、人は孤立してしまうと

DNAレベルで体調不良を起こすとも言われています。

 

 急性心筋梗塞で入院した高齢男女を対象に、見舞いといったサポートのない人はサポートのある人に比較して、6ヵ月後の死亡率が2.9倍増加していたという報告1がある。

引用:https://seikatsusyukanbyo.com/prevention/isolation.php

 

SNSの影響により、

人との浅い繋がりが増え過ぎた結果

人間関係の距離感に難しさを感じることあります。

 

ここで整理しておきたいのが、

人間関係をリセットするか、しないかの基準です。

 

 

リセットしない方がよい人間関係は、

多くの人は家族関係、親族関係があがるでしょう。

 

精神的な安心感、行政的な手続きなど、

やはり親族関係を断ち切るリスクは高い傾向にあります。

 

 

ただし、例外もあります。

 

いわゆる毒親の存在です。

親族関係でも精神的・肉体的・経済的なダメージを与えるのであれば、

縁を切ることも手段の1つです。

 

血縁関係だからと言って、

無理に繋がり続ける必要ない。

 

安心感がある人間関係であれば、

別に血縁関係にこだわらなくてもよいですよ。

 

人は多少、傷つけあうくらいが健全

正直、いまの世の中クリーンすぎる気もします。

過保護すぎるとも言っていいくらい。

 

人間関係リセット症候群になる傾向がある人は、

あまりにも人間関係を繊細に考えている人が多い気がします。

 

 

あとは、何かしらのコンプレックスを持っていて

自己肯定感が低い人も多いのではないだろうか。

 

 

過去の発言の失敗、

自身の行動により他人を傷つけることは

誰にでもある経験です。

 

むしろ、反省しているだけでも立派なもの。

 

人は失敗しながら生きていく。

むしろ、失敗なき人生は無味無臭であり、

何にも進歩がないと思いませんか?

 

人は傷つきながら、

ときには他人を傷つけて、

過去の後悔から学びを得て進歩するもの。

 

子どもころは自然にできていたけれど

いつしか人の目ばかり気にして

自分の主張が言えなくなってきている風潮もありますね。

 

人間関係にあまりにも繊細にならなくてもいいと思いますよ。

 

人間関係は毒にも薬にもなる

わたしはミニマリズムな思想を言語化するために

このブログを運営しています。

 

わたしの思想は、

人間関係はあり過ぎても良く無いし、

逆に少な過ぎてもメンタルヘルスにも良くない。

 

だからこそ、

自分の「ちょうどいい」を追求することが

私にとってのミニマリズムの原点。

 

仏教的な視点ですね。

 

人間関係は、人生の豊かさへ栄養にも毒にもなります。

 

かつて、パワハラ上司だと思っていたけれど

実は今では感謝している面もあったりします。

(当時はそんな余裕はなかった。)

 

人間関係の過度なリセットはリスク。

でも、程よく連絡先を整理することは大切だと思います。

 

 

完璧な人間なんてこの世には存在しない。

人は失敗を重ね合いながら生きていくモノ。

 

 

お互いの失敗を許容できる人、との繋がりは大切にしていきたい。

 

と、私は感じております。