足るを知る、という言葉があります。
中国の思想家である「老師」が説いたと言われています。
簡単に説明すると、
必要以上を求めず、今あるものに満足できる人こそ、精神的に豊かな人である。という意味です。
もちろん、お金も物質も
足りなさすぎては生活も成り立たなくなるし
必要以上すぎたらキリがなくなります。
自分にとって何が必要なのか
そして、どのくらいが適量なのかを見極めるためには
まずは自分自身を知ることから始まるのではないでしょうか
全ての不満は、自分を知らないことから始まる
仏教の開祖である、仏陀(お釈迦さま)は、このような言葉を残しております。
「すべての不満は、自分自身の心の中にある」
仏教では、「無明(自分を知らないこと)」こそが苦しみの原因とされます。
たしかに私も思い当たる節はあります。
何が自分にとっていい職業なのか?
自分にとって居心地がよい空間はどこなのか?
この世を生きている役割は何か?
自分にとってのやりがいや、ちょうどいいを考えられるだけ
日本は安全で豊かなのかもしません
明日の食べる食料に困っている環境であれば
自己実現とか、やりがいなんて考えられる余裕はありません
今の日本は物質的に豊かになっています
でも、情報や選択肢が多すぎるからこそ「自分のちょうどいい」を見失っているのも事実です。
自分を知らないことは、目隠しをしてゴールのないマラソンを走らされているようなもの
まずは、自分を知ることで、自分にとっての「ちょうどいい」がみつかるのです。