脳と身体のハッキング

お金は取り返せる。壊れた体は取り返せない。

「もっと早く気をつけていればよかった」

仕事中、いちばんよく聞く言葉です。

 

言っているのは、

なまけて生きてきた人ではありません。

 

まじめにはたらいて

家族を養って

貯金もしてきた人たちです。

 

私は整形外科で働いています。

そして、不必要なものを持たない暮らしをしています。

 

おかげさまで、 お金の心配はほぼなくなりました。

ありがたいです。

 

でも、お金が増えていくうちに

仕事で見てきたことの意味が

やっとわかってきました。

 

お金があっても、もったいないことが2つある

 

どれだけお金があっても。

健康じゃなければ、こうなります。

 

① 大きな病気をして、医療費が飛ぶ

② 働けなくなって収入が止まる

 

この2つが、もったいない。

 

事故はどうしようもないです。

でも、防げることを放っておくのは、 ただの損です。

 

そもそもですが、

楽しく生きるのに、健康は絶対にいります。

 

旅行中に歯が痛かったら

その土地の美味しいごはんを食べられません。

 

腰や足をこわしたら

トイレにも自分で行けません。

 

どれだけシンプルに暮らしても

どれだけお金があっても

体が動かないなら

病院で寝たきりの人と、

そんなに変わらないのではないでしょうか。

 

減ったお金は、また稼げます

 

お金は、減ってもまた稼げます。

 

30代でも

40代でも

働けるなら、やり直せます。

 

でも、一度壊れた体はどうでしょう。

すり減ったひざは、 お金を払っても元にもどりません。

曲がったままの腰は、 お金を払っても真っ直ぐにはできません。

 

私はそれを、毎日見ています。

 

さっきの 「もっと早く気をつけていれば」

これを言う人たちは、 手をぬいてきた人ではないのです。

 

ただ、ひとつだけ。

自分の体を、 いちばん後回しにしてしまった。

それだけです。

 

仕事も

家族も

将来のお金も

ぜんぶ大事です。

 

でも、その全部をささえているのは、 自分の体です。

そこを、みんな忘れます。

 

65歳の自分を、想像してみてください

 

65歳のあなた

口座には、目標どおりの金額があります。

 

計画は完璧でした。

でも、その画面をベッドの上で見ています。

 

行きたい国があります。

食べたいものがあります。

会いたい人がいます。

でも、動けません。

 

これは、成功でしょうか。

 

逆に

貯金は目標の半分しかありません。

 

でも、朝に自分の足で歩けます。

階段を2段とばしで上がれます。

好きなものを、自分の歯で噛めます。

 

どちらが「豊かな人生」でしょう。

考えるまでもない、と思うのです。

 

一生に1台しか、車に乗れないとしたら?

 

世界一のお金持ちと言われた投資家、

ウォーレン・バフェットの話です。

16歳のとき、魔法使いが来たとします。

「好きな車を1台あげる。どれでもいい」

ただし、条件がひとつ。

「これが、一生で最後の1台だ」

 

あなたなら、どうしますか。

 

説明書を5回読むでしょう。

屋根のある場所に停めるでしょう。

小さなキズも、すぐ直すでしょう。

一生乗ると、わかっているのなら慎重になるはずです。

 

でも、私たちは不思議なもので

所有しているお金を大切にはするけれど

世界にひとつだけの自分の体は無視しがちです。

 

心も体も、一生に1つだけ。

手入れをしないと、 40年後にボロボロになる。

 

今日やっていることが、 10年後、20年後の体を決める。

 

お金で解決できることは、

思っているより少ないのです。

 

じゃあ、何をすればいいのか

 

ここで商品を売りたいところですが。

私から売るものがありません。

 

私が現場で見てきたかぎり

20年後の体を分けているのは、

 

寝ること

食べること

動くこと

この3つです。

 

そして、この3つはタダです。

 

当たり前すぎて、

がっかりする答えかもしれません。

 

でも、高いものを買った人が

元気に70歳をむかえているわけではない。

 

これが正直な実感です。

 

早く始めた人が、勝ちます

 

40代の10年と、 60代の10年。

まったく価値が違います。

 

60歳から健康を気にしても。

それは、50歳から貯金を始めるようなものです。

 

おそくはない。

でも、20年前に始めた人には勝てません。

 

体にも、つみ重ねは効きます。

今日の7時間の睡眠。

今日の20分の散歩。

今日、ちゃんと食べた1食。

 

そのつみ重ねが、 20年後を分けます。

 

早く始めた人が勝つ。

 

ムダなものを減らして、

本当にやりたいことにお金は使うべきなのです。

 

お金だけを貯めて終わるのは、もったいないです。

 

追伸

 

さっき「事故は仕方ない」と書きました。

でも本当のところ

私が見てきた「動けない体」の多くは、

事故ではありませんでした。

 

ある日とつぜんではなく

20年かけて、静かにできあがったものです。

 

20年かけて、悪くなったのなら。

20年かけて、良くもできます。

 

 

私の試行錯誤の記録が、このサイトです。

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